年賀状

お正月も終ろうとしています、お正月と言えば年賀状が届きます。

我が家は数十枚程度のやり取りですが、知り合いで百枚以上出し、全てに手書きのコメントを入れるなんて強者もいます。

近年はメール等で済ませてしまう傾向もありますが、やはり紙の年賀状も良いものです。

実は昔有名人に年賀状出した事があるんです。

一つは高校時代、憧れていたアニメーター金田伊功さんにです。

絵は上手くないんですけど、彼の雰囲気を真似たイラストを入れて年賀状を出しました。

とんでもないおバカなチャレンジャーです。

すると金田氏から返信の年賀状が届きました

年賀状は当時徳間書店より発売されていた雑誌リュウ製の印刷物でしたが、

そこに書かれていた文字は金田氏の直筆でした

彼の文字は彼の描くアニメ原画と同じ雰囲気を醸し出していて、しかも"すごいイラストどうもありがとう"なんて書いてあり、リップサービスと言うか、大人のサービスとわかっていても発狂寸前の喜びがありました。

もう一つは最近テレビのバラエティ番組でもお馴染みの元プロレスラー佐々木健介さんです。

この信州力という名前は御察しの通り長州力さんからきています。

あの噛ませ犬発言当時からのファンで、ずっと応援していました。

人気絶頂時に新日本を飛び出し、全日本のリングに上がると同時に仲間と共に、ジャパンプロレスと言う団体を作りました。

当時東京で専門学校に通っていた高校時代の友達の案内で、ジャパンの後楽園ホール興行に始めて出かけていきました。

その前座試合で健介選手はデビューしました、結果負けてしまいましたが、内容は先輩笹崎伸司選手に勝ってしまうくらいの勢いで、プロレスの聖地後楽園初観戦で受けた凄すぎる衝撃もあり、この若手いいじゃんと思っていました。

そんなんで健介選手に年賀状を出したと思います、その年は何の音沙汰もなかったのですが、一年後彼から年賀状が届きました。忘れた頃地味な年賀状が届き、最初は気が付かなかったのですが数日後、あれ!健介じゃんと驚きました。

SNSで有名人と簡単に繋がる事ができる時代になりました、なんか相手は商売で対応している気もします。

でも直筆は違います、心が繋がっていますね。

古き良き昭和時代の思い出ですけど。

見返りを求めず行動したのも良かったのかも知れませんね。