1990年サマーアクションシリーズ2伊那大会 8月のプロレスの思い出①

今から25年前の1990年8月27日に全日本プロレスサマーアクションシリーズ2伊那大会がありました。場所はユニー(当時)駐車場、屋外での試合となりました。いつもの友人とその同僚、私が当時勤務していた会社の社長婦人と観戦に出かけました。当時私は広告会社に勤務していて、その会社で製作し市内中に設置したすて看板(捨てる事を前提に出す看板、現在は禁止)が全日本のポスターの上に隠すように取り付けてあったとして、興行主からクレームが来ていました。興行主といってもまぁ親分さんみたいでした。最初はかなりな要求があったみたいですが、結局社長がチケットを数枚購入する事で話がついたみたいです。後日若い衆が会社にチケットを持って現れました。が親分さんと約束した数より多い枚数を持ってきたのです、多分自分のノルマも持ってきたのでしょう。社長はお見通しで、約束が違うと声を張り上げ、今ここで親分に電話して確認しろと迫ったのです。流石にそれはできないので、若い衆も諦めたみたいです。最後は覚えてろ!と捨て台詞を残していきました。社長は一般人ですが、百戦錬磨の人間です、そんな事では動じないのです。で、そのチケットを私が安く購入して友人の同僚に譲ったのです。私の分はとっくに手配済みでしたので。

この年の5月にプロレス界に黒船が現れます、巨大資本のメガネメーカーが立ち上げたSWSです。この船に天龍源一郎が乗り込んでしまい全日本プロレスはピンチとなり、新しい方向性を模索し始める時でした。その後四天王プロレスなる過激なスタイルを生み出し、やがてそれは悲しい結末を迎えるのですが、この時はまだそんな気配すらありませんでした。

そんな状況だったこの日のメインは鶴田、田上、井上対ゴディ、ウイリアムス、エリックです。25年経った今この内鶴田、ゴディ、ウイリアムスの3人は故人となっていて、他にも三沢、大熊、木村、ダグファーナス、そして馬場御大もいません。流石に時の流れを感じますね。

メイン終了後リングサイドで観戦していた私の前をテリーゴディが通りすぎました。手早に腕のテーピングを外して目の前に棄てていったのです。勿論記念に貰って帰りました。当時はゴディが使用していた香水の匂いがしっかり付いていました。未だに保存してありますが、もう良い香りはしません。逆に変なおいにいがすると思います。鼻を近づけた事はないので多分ですけど。

試合結果

15分1本

百田光雄菊地毅(時間切れ、ドロー)

タッグマッチ20分1本

ボビー・フルトン、トミー・ロジャース対リチャード・スリンガージョー・マレンコ

ロジャース(17分47秒片エビ固め)スリンガー

30分1本

ダグ・ファーナス対ザ・トルーパー

ファーナス(10分27秒体固め)トルーパー

タッグマッチ30分1本

ジャイアント馬場ラッシャー木村大熊元司永源遥

馬場(12分30秒片エビ固め)永源

タッグマッチ30分1本勝負

小橋健太、ジョニー・エース対リップ・モーガンリ、チャード・シャラン

エース(14分8秒片エビ固め)シャラン

45分1本勝負

三沢光晴(9分32秒エビ固めタイガー・ドライバーから)スコッティ・ザ・ボディ

タッグマッチ60分1本勝負

ジャンボ鶴、田上明マイティ井上テリー・ゴディス、ティーブ・ウイリアムス、エリック・エンブレイ

鶴田(15分31秒体固めバックドロップから)エリック

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