アニメサイボーグ009、誰がために放送される～。

今から36年前の昨日3月6日にTVアニメサイボーグ009の放送が開始されました。当時我が長野県はまだテレビ朝日を完全ネットしている局はなく、民放は2社だけと言う暗黒の時代でした。同時ネットなんて夢のまた夢です。子供向けのテレビまんががアニメと呼ばれるようになりブームになり始めた頃です。翌月には名古屋テレビ製作で、これまたテレビ朝日系列の機動戦士ガンダムがスタートしますが、当然ながら放送はありませんでした。当時テレ朝のアニメはNBSが夕方に放送をしていて、その枠での放送が期待されていました。

中学時代にサイボーグ009にはまった私は、アニメブームの中東映のモノクロ版から追い続け、新009が始まるともう我慢できない状態になっていたのです。肝心の番組は見れないから毎月アニメージュを見て興奮していました。そしてついに一番脈がありそうなNBSに放送願いの署名を集め（100人位）送ったのです。すると大きな封書が届き木曜の夕方から放送する予定があると知らせてくれました、中には009の企画書のコピーとその時木曜の夕方に放送されていたキャプテンハーロックのスチール写真も同封されていました。私が署名するまでもなく放送予定だったのです

そして夢叶い大興奮の中、NBSでサイボーグ009が放送されたのです。初回終了後、同じく興奮した従兄弟が二人で009のレコードを貸して欲しいと我が家に尋ねてきました、DVDと言うかビデオすら一般に普及する前の話です、アニメはリアルタイムでしか見れない時代でした。この1979年版の009は最初の４話まではハーモニー方式というのを実験的に行なっていて、背景画が油絵みたいなタッチで製作されていて、それが宇宙樹編を大いに盛り上げていて見ごたえがあります。またOPはあの金田伊功氏で伝説となっています。