美咲 茅野市かんてんぐらライブ

昨日の興奮冷めやらぬ中、茅野市のかんてんやぐらライブに出かけた

時間ぎりぎりだったが近くに無料駐車場があり、難なく会場へ入る事ができた

ステージ脇ではやはりS氏が準備をしていた

自分を見るなり大きく手を挙げた

「昨日良かったんで今日もきちゃいましたよ」

彼は笑顔で迎えてくれた

そのまま会場奥まで進み、トイレを探した

脇に小さいトイレがあり、そこへ向かった

手洗い場に女性の姿が、一瞬男女兼用かと思ったが兼用なのは手洗い場だけだった

鏡越しにその女性と目が合った

美咲だった

立ち去ろうとした美咲に声を掛けた

「こんにちは、昨日飯島へ行って、良かったので今日も来ました」

とS氏に言った事と同じ事を伝えた

「車山でやった頃ずっと応援していて、昨日は久しぶりに見たんですよ

　S氏にも先程会いました」

大きな瞳がこちらを見つめてくれた

「えーそうですか、ありがとうございます」

昨日は物販に顔をださなかったので久ぶりの会話に大興奮だ

S氏とは違い美咲本人は自分の事は覚えていない

あんなに何度もライブに行ったのに当時、美咲とはあまり会話した記憶がない

挨拶程度の会話しかしなかった気がする

今回正面でこんなに会話したのは初めてとなる

「それじゃぁもうすぐはじまりますので」

そう言うと彼女は去っていった

ライブが始まった

展開は昨日と同じだったがステージと客席が離れ過ぎていた

ステージ前でスタンディングで見ればいいのだが、テレもあり座りながらのライブとなった

観客も家族連れが多い、これで『御柱』が盛り上がるのかと心配したが

ここは美咲のホームグラウンドでもあり余計な心配だった

昨日同様大盛り上がりとなる

そしてステージとの距離が良い効果を出した

美咲がステージを降りて歌いだした

自分の目の前でギターを弾き歌っている美咲

地元の喫茶店でのライブやった時以来の距離だ

ステージの上下を上手に使い分けのライブであった

最終的には裸足で歌う熱の入れようだった

アスファルトが暑くないのかと心配した

この日美咲の脇にドラマーが参加してくれた事も良かった

一時美咲のギターが入らなくなりドラムと美咲の声だけとなるハプニングも出たが

アンコール時にその曲を演奏し直してくれライブは終了

今日は物販に顔をだす事にした

自分を見るなり美咲が声を掛けてきた

「ありがとうございました」

自分も「最高でしたよ」

そうかえした

前日から大盛り上がりの『御柱』のCDを買いサインを貰い、握手をした

サインは以前と変らなかったがもう少しでこのサインではなくなる

葦木美咲になるからだ。

美咲は以前とは違うステージと対応で自分達を迎えてくれた

数年ぶりに会い、進化していた美咲に感動を覚える

歌も演奏もレベルアップしていると感じたし

美咲の歌声は癒し系であり、好きだと改めて感じた

今後また応援して行こう、そう思いながら峠を越え岐路についた。